これまでのNISA(つみたてNISA・一般NISA)は、2024年から新NISAへと移行するが、65歳からの新NISAの運用を検討してみる。
↑SBI証券のHPより借用
年間の投資枠は、360万円
下表は2024年以降のNISA制度の概要だが、つみたて投資枠120万円と成長投資枠240万円が併用可となり、年間投資枠が360万円となる。
また、非課税保有限度額は1,800万円(そのうち成長投資枠は1,200万円まで)なので、最短5年で限度額に達することになる(360万円×5年=1,800万円)。
さらに、非課税保有期間は無期限化、口座開設期間は恒久化となる。
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
非課税保有限度額 | 1,800万円(うち成長投資枠が1,200万円) | |
非課税保有期間 | 無期限化 | 無期限化 |
口座開設期間 | 恒久化 | 恒久化 |
投資対象商品 | 積立・分散投資に適した一定の投資信託(現行のつみたてNISA対象商品と同様) | 上場株式・投資信託等 |
そもそも、NISAは長期運用を前提としたものであるために、運用期間が短くなる年金受給の高齢者は、どのように運用したら効率的に資産を維持・成長させることができるのだろうか。
つみたて投資枠は?
まず、つみたて投資枠を考えてみる。
つみたて投資枠の投資対象商品は、上表のとおり「積立・分散投資に適した一定の投資信託」であり、現行のつみたてNISA対象商品と同様となるらしい。
そこで、投資信託の銘柄を選ぶポイントは、一般的には以下の通り。
- 全世界もしくは米国に分散投資されている銘柄
- 信託報酬が低い銘柄
- 純資産額が大きい銘柄
具体的には、インデックスファンドの
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
あたりか。
今のところ、「つみたて投資枠」は、オール・カントリーまたはS&P500での運用か・・・。
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