65歳からの新NISA(2024年~)の運用について、「つみたて投資枠」に続き、年金受給者にマッチした「成長投資枠」を検討してみる。
↑楽天証券のHPより借用
2024年以降のNISA制度の概要
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
非課税保有限度額 | 1,800万円(うち成長投資枠が1,200万円) | |
非課税保有期間 | 無期限化 | 無期限化 |
口座開設期間 | 恒久化 | 恒久化 |
投資対象商品 | 積立・分散投資に適した一定の投資信託(現行のつみたてNISA対象商品と同様) | 上場株式・投資信託等 |
成長投資枠は?
つみたて投資枠に続き、成長投資枠を考えてみる。
成長投資枠の投資対象商品は、上表のとおり「上場株式・投資信託等」であり、現行の「一般NISA」対象商品と同様となるらしい。(レバナス等は除外。)
前提として、「つみたて投資枠」で選ぶことになる「つみたてNISA」の対象商品は、分配金が出ないインデックスファンドが基本である。
そこで、成長投資枠では、配当を期待して高配当ETFを選べば、定期的に分配金がもらえ、投資も楽しくなるらしい。
また、人によっては受け取った分配金を年金の一部と考えることも可能だ。
高配当ETFとして人気があるのは、
- SPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)
- VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)
- HDV(iシェアーズ・コア 米国高配当株ETF)
あたりか。
1のSPYDは、S&P500の対象銘柄の中で高配当な約80銘柄に投資ができ、配当利回りが高いことが特徴らしい。
2のVYMは、年間の保有コストである経費率が0.06%と安く、銘柄数も多いため分散投資の効果が期待出来ることから人気を集めているらしい。
3のHDVは、米国のモーニングスター社が選んだ高配当で財務健全性が高い銘柄が集まっているのが特徴らしい。
今のところ、「成長投資枠」はVYMでの運用か・・・。
まだ期間があるので、年金受給者にマッチしたベストな投資をじっくり検討しよう。
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